学生納付特例制度(読み)がくせいのうふとくれいせいど

知恵蔵 「学生納付特例制度」の解説

学生納付特例制度

20歳以上の学生は、所得が一定以下なら学生時代には保険料の納付を必要とせず、後から追納できる制度。2000年の年金改正導入。学生については1991年度から国民年金への加入が義務づけられたが、収入のない学生の場合は、保険料を親が払っていることが多かった。このため00年の改革で学生本人の収入が年間133万円までならば、申請によって保険料納付は猶予されるようにした。この場合、受給資格期間(受給には最低25年間必要)には算入され、10年以内に保険料を支払った場合は、満額基礎年金が受けられるが、追納しない場合は減額される。

(梶本章 朝日新聞記者 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android