デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「学門行者」の解説 学門行者 がくもんぎょうじゃ 平安時代前期の伝説上の行者。「戸隠山顕光寺流記」によれば,嘉祥(かしょう)3年(850)信濃(しなの)(長野県)飯綱山で祈念したのち,霊地をもとめて金剛杵(しょ)をなげた。それのおちた岩屋で読誦(どくじゅ)すると,九頭竜(くずりゅう)があらわれ,伽藍(がらん)をたてよとつげて岩屋にはいり戸をとじて姿をけした。この地に寺をたてて戸隠寺とし,山に戸隠山と名づけたという。学問行者ともかく。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例