宇井村(読み)ういむら

日本歴史地名大系 「宇井村」の解説

宇井村
ういむら

[現在地名]南那須町宇井

小倉おぐら村の南にあり、南は烏麦からすむぎ村・田野倉たのくら村。集落は東流する長者ちようじや川支流沿いの丘陵谷間にある。文禄四年(一五九五)八月二八日の和田昭為・人見藤道知行奉書(写、秋田藩家蔵文書)で「う井」のうち五〇石が佐竹氏家臣和知雅楽助に与えられている。寛永一三年(一六三六)の堀親良遺領村目録(神奈川県堀直敬文書)では高一〇二石余、烏山藩領。慶安郷帳では田高五〇石・畑高五二石余。元禄郷帳では幕府領、高二一六石余。


宇井村
ういむら

[現在地名]大塔村大字宇井

てんノ川とふなノ川との合流地、清水しみず村の対岸に位置し、集落は西熊野街道に沿う。十二村じゆうにそん野長瀬のながせ組に属する。慶長郷帳では十二村二〇〇石のうちに含まれ、幕府領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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