日本歴史地名大系 「宇曾利郷」の解説
宇曾利郷
うそりごう
- 青森県:下北郡
- 宇曾利郷
中世における現下北郡・むつ市域一帯の呼称。鎌倉末期は安東(安藤)氏の支配下にあり、正中二年(一三二五)の安藤宗季譲状(新渡戸文書)に次のようにある。
<資料は省略されています>
これは宇曾利郷などの地頭代職を子息犬法師(後の高季)に譲り、宇曾利郷のうち
その後の動静については不明の点が多いが、康正三年(一四五七)に終結をみる蠣崎の乱の頃まで安東氏の支配が続き、以後根城南部氏の支配下に入ったものと考えられる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報