宇曾村(読み)うそむら

日本歴史地名大系 「宇曾村」の解説

宇曾村
うそむら

[現在地名]山国町宇曾

山国川上流部にあり、東は中摩なかま村、北は山。慶長九年(一六〇四)より元和八年(一六二二)までに日田郡や玖珠くす郡へ二二人の走百姓がでている(「走百姓調査」松井家文書)。小倉藩元和人畜改帳では高四九四石余、家数六一(うち百姓一七・名子二五・牢人二・寺一)・人数一六二、牛一一・馬七とある。元禄豊前国高帳では高五五七石余。天保一一年(一八四〇)から嘉永五年(一八五二)に二〇軒ほどの逃散があったという(山国町郷土誌叢書)。慶応四年(一八六八)の本新田高五六〇石余、反別五一町九反余・取二一九石余・無地高一〇四石余、家数一一二・人数四〇九(「幕府領下毛郡村々」矢野家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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