宇那手村(読み)うなてむら

日本歴史地名大系 「宇那手村」の解説

宇那手村
うなてむら

[現在地名]出雲市宇那手町

斐伊川と神戸かんど川に挟まれた山中にあり、北は船津ふなつ村、北西上朝山かみあさやま村。慶長四年(一五九九)と推定される市川元栄所領注文(閥閲録)に「宇那手村百拾九石八斗五升七合、同所御再検ニ弐百五拾六石壱斗壱升五合」とみえる。正保国絵図に村名がみえる。元禄十年出雲国郷帳では高三七二石余、寛文四年(一六六四)の本田高三五五石余・新田高七石余。「雲陽大数録」では高二四〇石。宝暦四年(一七五四)の神門郡南方万指出帳(比布智神社文書)では田一六町余・畑七町、御立山一ヵ所、家数五七・人数三四五、牛二一・馬二、大工二、鉄砲三と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android