宇野宗甕(読み)ウノ ソウヨウ

20世紀日本人名事典 「宇野宗甕」の解説

宇野 宗甕(1代目)
ウノ ソウヨウ

大正・昭和期の陶芸家



生年
明治21(1888)年2月7日

没年
昭和48(1973)年4月28日

出生地
京都市

本名
宇野 宗太郎

別名
前名=宇野 仁松(2代目)

学歴〔年〕
京都市立美術工芸学校中退

経歴
京都美工を中退、京都市立陶磁器試験場伝習所で学んだ。明治の末、艶消し釉を開発、その後辰砂、釣窯、青磁天目などについて研究。昭和12年父仁松の死去で2代目仁松を襲名したが、17年弟仁平に譲り、宗甕と名乗った。27年「辰砂」の技法により無形文化財に選定された。29年第1回日本伝統工芸展から出品を続け、30年日本工芸会が結成されて同会正会員となった。32年「青磁」で無形文化財記録作成に選ばれた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宇野宗甕」の解説

宇野宗甕 うの-そうよう

1888-1973 大正-昭和時代の陶芸家。
明治21年2月7日生まれ。陶芸家宇野仁松の長男。京都市陶磁器伝習所でまなぶ。宋(そう)(中国)の陶磁を研究,昭和27年辰砂(しんしゃ),32年青磁で選択無形文化財保持者。昭和48年4月28日死去。85歳。京都出身。本名は宗太郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「宇野宗甕」の解説

宇野 宗甕(初代) (うの そうよう)

生年月日:1888年2月7日
大正時代;昭和時代の陶芸家
1973年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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