安中新田
やすなかしんでん
[現在地名]八尾市安中町一―六丁目・同八―九丁目・安中など
渋川村の東、長瀬川(旧大和川の本流)両岸に沿う。宝永元年(一七〇四)の大和川付替えで旧河床に開発された新田。ほぼ北・南を植松村に挟まれる。安福寺(現柏原市)が中心となって開発したため、安福寺の安をとって名称が生れたと伝える。渋川郡に属し、享保六年(一七二一)の安中新田検地帳(渋川神社文書)によれば高四七〇石余、反別四七町余(全部畑地)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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