安佐野村(読み)あざのむら

日本歴史地名大系 「安佐野村」の解説

安佐野村
あざのむら

[現在地名]郡山市湖南町こなんまち中野なかの

舟津ふなつ村の南、中地なかじ川下流域の山間部に立地。同川が峡谷を出て舟津川に合流する谷口平野に主集落がある。山野内やまのうち五ヵ村の一で、領主変遷浜路はまじ村と同じ。舟津村から中地村を抜けにわとり峠越で中通りへ至る道が通る。宝暦一〇年(一七六〇)の二本松領郷村高辻帳(福島県史)に村名がみえ、高四六〇石余。「積達大概録」によれば、本田高六六一石余(免四ツ七分)、新田高七〇石余、家数四八(上屋敷一九・中屋敷一六・下屋敷二〇・新田屋敷五。合計合わないが史料のママ)。安積伊東氏一族の伊東丹波守・同藤次郎の拠った館跡があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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