安河内麻吉(読み)ヤスコウチ アサキチ

20世紀日本人名事典 「安河内麻吉」の解説

安河内 麻吉
ヤスコウチ アサキチ

明治〜昭和期の官僚 広島県知事;内務次官。



生年
明治6年4月15日(1873年)

没年
昭和2(1927)年7月15日

出生地
福岡県

学歴〔年〕
東京帝大法科大学〔明治30年〕卒

経歴
家貧しく郡費で中学を卒業し上京金子堅太郎に見込まれ黒田侯の後援を得て、明治30年大学を卒業。31年内務省に入り熊本県参事官を振り出しに、和歌山県参事官、大阪府参事官、愛知県事務官、佐賀県事務官、鳥取県警察部長、静岡県警察部長、農商務省書記官、内務省書記官を経て、製鉄所次長となる。大正3年第2次大隈内閣の内務省警保局長、4年静岡県知事に転じ、広島、福島、神奈川の各県知事を歴任。昭和2年田中義一内閣の内務次官を務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「安河内麻吉」の解説

安河内麻吉 やすこうち-あさきち

1873-1927 明治-昭和時代前期の官僚。
明治6年4月15日生まれ。内務省にはいり,農商務省,内務省の書記官をへて製鉄所次長となる。第2次大隈内閣の内務省警保局長から静岡県知事に転じ,広島県知事などを歴任。昭和2年田中義一内閣の内務次官。昭和2年7月15日死去。55歳。福岡県出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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