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安法 あんぽう

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

安法 あんぽう

?-? 平安時代中期の歌人,僧。
源融(とおる)(822-895)の曾孫。源適(かなう)の子。母は大中臣安則の娘。はやくから出家し,安法法師と号し,京都河原院(かわらのいん)に住した。中古三十六歌仙ひとり。恵慶(えぎょう),源順(したごう)らと交流し,歌は「拾遺和歌集」「新古今和歌集」などにおさめられている。俗名は源趁(みなもとの-したごう)。家集に「安法法師集」。

出典|講談社
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朝日日本歴史人物事典の解説

安法

生年:生没年不詳
平安時代の歌人。俗名は源趁。嵯峨天皇の皇子である源融の曾孫。父は適。母は大中臣安則 の娘という。父の代から家運は衰退し,安法の経歴も不明だが,出家後は曾祖父融が造営した壮大な別荘河原院の一画を寺とし,そこに住した。源順,恵慶,能因など同院を訪れる人は多く,その荒廃などを主題に漢詩文や和歌を作り独特の交友圏を形成したが,安法自身は彼らと風雅の交わりを結びつつ,貴顕や晴れの場とは無縁なところで歌作を続けた。その姿勢には後世の隠者歌人につながる一面があって注目される。『拾遺集』以下の勅撰集に12首入集。自選家集『安法法師集』が残る。<参考文献>犬養廉「河原院の歌人達―安法法師を軸として―」(『国語と国文学』1967年10月号)

(山本登朗)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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