安海(読み)あんかい

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「安海」の解説

安海 あんかい

?-? 平安時代中期の僧。
京都の人。天台宗比叡(ひえい)山の興良について出家。長保5年(1003)源信が宋(そう)(中国)の智礼に27条の質問をおくるとき,安海は上中下解答をつくり,智礼の解答は中か下であろうと予言結果はそのとおりであったという。
格言など】源信は広いが浅いので着物をまくって渡れる。覚運は深いが狭いからまたいで越えられる(当時の二大学匠を評し)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android