安用出作村(読み)やすもちしゆつさくむら

日本歴史地名大系 「安用出作村」の解説

安用出作村
やすもちしゆつさくむら

[現在地名]東予市安出やすで

安用村から一キロ余東に離れた村。その中間には分離丘陵の佐々久ささく(五五・九メートル)を中心とする佐々久原の荒地がある。

この一帯大明神だいみようじん川のつくった扇状地で、水に乏しく開拓が遅れた。したがってこの村の名は天保郷帳にもみえないが、享保一七年(一七三二)の「桑村郡大手鑑」には「安用出作」として一村をなしており、石高一六二石九斗四升三合、田畑二一町二反八畝、うち田方二〇町二反九畝、畑方九反九畝。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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