日本歴史地名大系 「安芸川」の解説 安芸川あきがわ 高知県:安芸市安芸川五位(ごい)ヶ森(もり)(一一八四・八メートル)の北西山中に発した畑山(はたやま)川が、畑山の山間部で西南に流れる張(はり)川と合流して安芸川となり、栃(とち)ノ木(き)で北西から流れる尾川(おがわ)川を合せ平野部を南流、下流で江川(えがわ)川をも合して安芸市街地東で土佐湾に注ぐ。全長約二五キロ。延慶元年(一三〇八)二月付の城普請定書(安芸文書)は「安芸両川十四名百姓中」に安芸親氏が出役を求めたものだが、東部の山地から流れ出て海に入る伊尾木(いおき)川を「東川」、西部を流れる安芸川を「西川」と記している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報