完然(読み)かんぜん

精選版 日本国語大辞典 「完然」の意味・読み・例文・類語

かん‐ぜんクヮン‥【完然】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 完全なさま。
    1. [初出の実例]「今や眼を放て日本全国を通覧するに、完然恰当の一新図按を創考すべき能力あるもの蓋し鮮し」(出典:美術真説(1882)〈フェノロサ〉)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐袁術伝〕

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普及版 字通 「完然」の読み・字形・画数・意味

【完然】かん(くわん)ぜん

完全で善い。〔唐書、文芸伝序〕大貞元の、美才輩出す。~韓之れを倡へ、柳宗元~等之れに和し、百家を排す。法度森嚴、~完然に一の王法と爲る。

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