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王法 オウホウ

デジタル大辞泉の解説

おう‐ほう〔ワウハフ〕【王法】

国王の定めた法令。
帝王として守り行うべき道。→おうぼう(王法)

おう‐ぼう〔ワウボフ〕【王法】

仏教で、国王の定めた法令。また、仏法に対して政治をいう。世法。国法
「仏法―の相比するゆゑんなり」〈太平記・八〉

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世界大百科事典 第2版の解説

おうぼう【王法】

仏法に対して,世俗の法,慣行をいう。仏典では,帝王の守るべき法(《王法正理論》),帝王の定めた法(《灌頂経》など),広く世間一般の法や掟(《無量寿経》など)の3通りの意に用いられている。日本では中世において,《平家物語》に〈仏法王法牛角也〉とあるように,仏法と並記され,両者があいまって,まったき世界となるという,いわゆる仏法王法両輪論が展開された。《愚管抄》はこの思想を説く代表的な書である。《樵談治要》に〈仏法王法二なく〉とみえるように,室町期まで政治思想として用いられた。

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大辞林 第三版の解説

おうほう【王法】

王の定めたおきて。
王のとるべき道。 → おうぼう(王法)

おうぼう【王法】

仏教の立場から、現世の法である、国王の法令や政治をいう語。 ↔ 仏法おうほう(王法)

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世界大百科事典内の王法の言及

【憲法】より

…市民革命期の思想が,形式的意味の憲法を重視したことには,きわめて大きな実質的・歴史的意義があった。フランスについて見ると,14世紀以来,王位継承と課税権に関連する不文の王国基本法(lois du royaume,lois fondamentales,lois constitutionnellesとよばれた)とその他の王法(lois du roi)を区別し,前者は国王によっても改変できないと考えられていたが,それは,(3)のかぎりでの標識はすでに意識されていた,ということを意味する。それに対し,18世紀になって,チュルゴや〈フィロゾーフ〉たち(18世紀フランスの啓蒙思想家たち)がそれぞれの立場から,〈フランス王国には憲法がない〉というときには,(1)ないし(2)の標識を重視した。…

【古代法】より


[族長法から国造法へ]
 こうした族長法の展開に並行して,5世紀ないし6世紀ころより,畿内およびその周辺の諸豪族の政治的結合体であるヤマト朝廷の権力が,族長の上位の政治権力として拡大する。石母田は,このヤマト朝廷権力のもとで発達した法を王法と称しているが,この王法もまた,族長法をとりこみつつ自己の法を発達させたのであった。大祓についていえば,王法の発達により,それは大王が挙行する全国的大祓に転じてしまう。…

※「王法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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