宗光寺村(読み)そうこうじむら

日本歴史地名大系 「宗光寺村」の解説

宗光寺村
そうこうじむら

[現在地名]大仁町宗光寺など

伊豆半島北部の狩野かの川中流東岸、田中たなか山南西麓に位置する。北は南条なんじよう(現韮山町)、下田街道が通る。相光寺村とも記す(元禄郷帳・天保郷帳)。寛永一二年(一六三五)検地が行われたとされる(増訂豆州志稿)。延宝五年(一六七七)の「伊豆鏡」によると高二五九石余、元禄初年高帳では新田高一四石余。江戸時代初期は幕府領、元禄一一年(一六九八)旗本徳永領となり幕末まで続く(韮山町史)。東海道三島宿の助郷に出役し、江戸時代初期は大助(元禄三年「三島町定助・平助・大助村々高付帳」竹内家文書)、元禄七年から加助を勤めた(「三島宿助郷帳」飯田家文書)。秣・刈敷は田中山に求めた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android