宗徒と(読み)むねと

精選版 日本国語大辞典 「宗徒と」の意味・読み・例文・類語

むね‐と【宗と・宗徒】

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「主たるものとして」の意から ) 主として。もっぱらに。
    1. [初出の実例]「ことあまたある中に、むねと去るべき事は二所に同じ事のあるなり」(出典:新撰髄脳(11C初))
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙 ( 「宗徒」とあてることが多い ) ある集団の中で主要な位置を占めること。おもだった者。
    1. [初出の実例]「範頼・義経をはじめとして、むねとの兵物(つわもの)卅余人」(出典平家物語(13C前)九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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