宗教論(読み)しゅうきょうろん(その他表記)Über die Religion

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「宗教論」の意味・わかりやすい解説

宗教論
しゅうきょうろん
Über die Religion

F.E.D.シュライエルマッハーの主著の一つ (1799) 。「宗教蔑視者中の教養人への講話」という副題が示すように,当時の教養人に対して,啓蒙主義者によって幼稚な哲学,あるいは道徳の随伴物とされていた宗教の独自性を明らかにした。彼は,宗教の本質は思惟や行為ではなく直観と感情で,宇宙の直観こそ宗教の最も普遍的で高い様式であり,教義は,この宗教的直観の抽象的表現にすぎないとした。

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