定明村
じようみようむら
三国街道(現国道一七号)沿いの集落。上は下条村、下は村松川(太田川)を挟んで摂田屋村、東は豊詰村。天正村名考(温古之栞)に「定明十軒」と伝える。元和四年(一六一八)の長岡藩知行目録に村名がみえ、高一二石九斗余。正保国絵図では高一三石余。元禄郷帳は国絵図とほぼ同高。旧高旧領取調帳では高三三石三斗余。安政五年(一八五八)の調査では家数九(長岡の歴史)。当地の吉沢家の屋敷地は、かつて上杉定正の宰臣と伝える上杉定明の城跡という。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 