デジタル大辞泉 「宜し」の意味・読み・例文・類語 よら・し【▽宜し/良らし】 [形シク]《動詞「寄る」の形容詞化。近寄りたくなるようなさま、が原義》好ましい。「石椎いもち今撃たば―・し」〈記・中・歌謡〉 うべ‐し【▽宜し】 [連語]《「し」は強意の副助詞》なるほどまあ。いかにも。もっとも。「ここ見れば―神代ゆ始めけらしも」〈万・四三六〇〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「宜し」の意味・読み・例文・類語 うべ【宜】 し ( 副詞「うべ」に強意の助詞「し」の付いたもの ) なるほどまあ。もっともなことには。[初出の実例]「こきばくも ゆたけきかも ここ見れば 宇倍之(ウベシ)神代ゆ 始めけらしも」(出典:万葉集(8C後)二〇・四三六〇) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例