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寄る ヨソル

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デジタル大辞泉の解説

よそ・る【寄る】

[動ラ四]
自然に引き寄せられる。
「荒山も人し寄すれば―・るとぞいふ」〈・三三〇五〉
波が打ち寄せられる。寄せる。
「白波の―・る浜辺に別れなばいともすべなみ八度袖振る」〈・四三七九〉
ある異性に心を寄せているとうわさされる。
「新田山(にひたやま)嶺(ね)には付かなな我(わ)に―・りはしなる児らしあやにかなしも」〈・三四〇八〉

よ・る【寄る】

[動ラ五(四)]
ある人・物やある所に向かって近づく。近寄る。「彼女のそばに―・る」「たき火の近くに―・る」
1か所に集まる。一緒になる。「親類が―・って相談する」「三人―・れば文殊の知恵」
ある所へ向かう途中で、他の所を訪れる。立ち寄る。「出社前に得意先に―・る」「帰りに飲みに―・る」
片方の端へ近づく。また、一方の側にかたよる。「部屋の隅に―・る」「西に少し―・った地域」
(「倚る」「凭る」とも書く)もたれかかる。「縁側の柱に―・って庭を見る」
数が加わる。多くなる。重なる。「しわが―・る」「年が―・る」
考えがそこに至りつく。思い及ぶ。「思いも―・らない大事件」
相撲で、組んだ体勢で相手を押し進む。「腰を落として―・る」
相場で、立ち会いの最初の取引が成立する。「五円高で―・る」
10 気持ちが傾く。
「今更に何をか思はむうちなびき心は君に―・りにしものを」〈・五〇五〉
11 なびき従う。服する。
「人の言に―・りて、いかなる名をくたさまし」〈・夕霧〉
12 味方になる。
「あなたに―・りて、ことさらに負けさせむとしけるを」〈・一四三〉
13 寄進される。寄付される。
「かかる所に庄など―・りぬれば」〈宇治拾遺・八〉
14 神霊や物の怪などが乗り移る。
「寄り人は今ぞ―・り来る」〈謡・葵上
[可能]よれる
[下接句]秋の鹿(しか)は笛に寄る思いも寄らない女の足駄にて作れる笛には秋の鹿寄る目の寄る所へは玉も寄る

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大辞林 第三版の解説

よそる【寄る】

( 動四 )
よせる。打ちよせられる。 「白波の-・る浜辺に別れなば/万葉集 4379
心をよせているとうわさされる。 「粟島の逢はぬもの故我に-・る児ら/万葉集 3167
引きよせられる。なびき従う。 「荒山も人し寄すれば-・るとぞいふ汝が心ゆめ/万葉集 3305

出典|三省堂
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