宝野新田(読み)ほうのしんでん

日本歴史地名大系 「宝野新田」の解説

宝野新田
ほうのしんでん

[現在地名]袋井市豊沢とよさわ

山名やまな郡に所属。石野いしの村の南。法野新田とも。法多山尊永そんえい寺より西へ地続き。村名は尊永寺の法野(寺領)であったことに由来するという。宝野新田を開いた石野村の主張によれば、法野の地はもともと新池にいけ松袋井まつぶくろい川井かわい下方丈しもほうじよう高部たかべ下貫名しもぬきな・上貫名・赤尾あかお梅橋うめばし原川はらかわ本所ほんじよ徳泉とくいずみ(現掛川市)など一五村の入会草刈場で、草年貢米三五石余を掛川藩に納めてきた。この法野のうちに新田開発を浅羽あさば(現浅羽町)鍛冶藤左衛門が望み、新田に三間(軒)の家を建てたが、法多山の僧が破却

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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