日本歴史地名大系 「実性院」の解説 実性院じつしよういん 石川県:加賀市大聖寺町下屋敷・庄兵衛谷実性院[現在地名]加賀市大聖寺下屋敷町大聖寺下屋敷(だいしようじしたやしき)町南端にあり、金龍山と号し、曹洞宗。本尊釈迦如来。大聖寺藩初代藩主前田利治の重臣玉井貞直が、金沢時代に師事していた通外祇徹を大聖寺へ請じ、寛永一八年(一六四一)岡(おか)村で霊光山宗英(そうえい)寺を創建して祇徹を開山とした。寺名は貞直の父の法名による。万治三年(一六六〇)利治の死去とともに藩主一族の菩提所となり、翌四年利治の墓所となって現在地に移転、利治の法号をとって実性院と称し、山号も金龍山と改めた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by