コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

雲水 うんすい

7件 の用語解説(雲水の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

雲水
うんすい

中国,朝鮮,日本における修行僧の呼称。師をたずね道を求めて各地をめぐり,あたかも行雲流水のように一ヵ所にとどまらずに修行する僧。特に禅宗では参禅し師に仕えて修行する僧もさす。衲 (ころも) を雲にたとえて雲衲ともいう。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

デジタル大辞泉の解説

うん‐すい【雲水】

《「行雲流水」の略》
雲が定めなく行き、水が流れてやまないように、一所にとどまらない自由な人。また、そのような境涯。
行方を定めないで諸国を行脚する修行の僧。雲水僧。雲衲(うんのう)。

くも‐みず〔‐みづ〕【雲水】

雲と水。また転じて、行く先の定まらないこと。うんすい。
「上り下るや―の、身は定めなき習ひかな」〈謡・船弁慶

出典|小学館
デジタル大辞泉について | 情報 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

うんすい【雲水】

行雲流水の語に由来し,行く雲,流れる水のように執着のない自由な禅の境地を得ること。また,雲水僧の略で,雲のごとく定まった住所もなく,水のごとく流れゆきてよる所もないように,諸方の禅師を訪ねて遍歴し,道を求める修行僧をいう。雲衲(うんのう),行脚(あんぎや)とも称す。雲水は,網代笠(あじろがさ)をかぶり,袖の長い雲水衣(直綴(じきとつ))をきて,腰に手巾(しゆきん)と称する丸ぐけの腰紐をしめる。絡子(らくす)をかけ,白木綿の手甲(てつこう)・脚絆(きやはん)をつけ,わらじをはき,機能的で簡素な服装である。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

大辞林 第三版の解説

うんすい【雲水】

飛び行く雲と流れる水。行雲流水。水雲。
〔空行く雲や流れる水の行方が定まらないように諸国を巡るところから〕 行脚あんぎや僧。雲衲うんのう。水雲。 〔特に、禅宗の僧についていう〕

くもみず【雲水】

(雲や水のように)ゆくえが定まらないこと。うんすい。 「上り下るや-の身は定めなき習ひかな/謡曲・船弁慶」

出典|三省堂
大辞林 第三版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

雲水
うんすい

行雲流水(こううんりゅうすい)、浮雲(ふうん)流水の略で、行脚僧(あんぎゃそう)、雲水僧のこと。修行中の僧が一所にとどまらず、自由に諸国を遍歴し、よき師を求め歩く姿が雲水に例えられた。このような僧の衲衣(のうえ)を雲に、袂(たもと)を霞(かすみ)に例えて行脚僧のことを雲衲霞袂(うんのうかべい)、略して雲衲(うんのう)ともいう。その服装は、網代笠(あじろがさ)、黒衣(こくえ)、手甲脚絆(てっこうきゃはん)、草鞋(わらじ)ばきの姿で、袈裟(けさ)文庫、頭陀袋(ずだぶくろ)を首にかけ、日常生活用具を携行するのを常とした。また一般に、叢林(そうりん)で修行中の僧や、托鉢行(たくはつぎょう)を行っている僧も雲水とよばれる。[石川力山]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

世界大百科事典内の雲水の言及

【行脚】より

…中国で禅僧が行雲流水のごとく天下を遊行することをいい,これを唐宋音で読んだものである。僧は本来無一物となって一所不住の頭陀抖擻(ずだとそう)すべきものであるから,修行時代の禅僧はいわゆる雲水となって,行脚しなければならない。その間に明師に会えば,僧堂会下(えか)に一時とどまることもあるが,そこに定住することは許されない。…

※「雲水」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

稀勢の里寛

1986- 平成時代の力士。昭和61年7月3日生まれ。中学卒で鳴戸部屋に入門し,平成14年3月初土俵。16年5月新十両,同年11月には18歳4ヵ月で新入幕をはたす。18年7月新三役小結,21年3月新関...

続きを読む

コトバンク for iPhone

雲水の関連情報