室谷洞窟遺跡(読み)むろやどうくついせき

日本歴史地名大系 「室谷洞窟遺跡」の解説

室谷洞窟遺跡
むろやどうくついせき

[現在地名]上川村神谷 岩洞

室谷の南方約一キロ、室谷川左岸に位置する。洞穴は水蝕を受けた流紋岩層で、標高二一八メートル、室谷川との比高約四〇メートル。間口七メートル・高さ三メートル・奥行八メートルのドーム状を呈する。昭和三五(一九六〇)・三六・三七年の三次にわたって発掘調査が実施された。国指定史跡。発掘は一五層(約三メートル)に及び、第一―四層は土師器、弥生式土器、縄文時代の早期後半と前・中・後期の土器、獣骨片などを含む。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む