宮仕方(読み)みやづかえざま

精選版 日本国語大辞典 「宮仕方」の意味・読み・例文・類語

みやづかえ‐ざま みやづかへ‥【宮仕方】

〘名〙
宮仕え方面。宮仕え先。
源氏(1001‐14頃)行幸「宮つかへさまにおもむき給へらば女御などのおぼさむこともあぢきなしとおぼせど」
② 通りいっぺんの奉仕のさま。義務的に奉仕するさま。
※栄花(1028‐92頃)松の下枝「大方も宮仕ざまにもあらずもてかしづき聞えさせ給ひて」
③ 宮仕えのありさま
※とりかへばや(12C後)下「よのつねの女御、御息所もものし給はず、おほぞうのみやずかへざまなめれば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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