宮川実(読み)ミヤカワ ミノル

20世紀日本人名事典 「宮川実」の解説

宮川 実
ミヤカワ ミノル

大正・昭和期の経済学者 労働者教育協会名誉会長;元・立教大学教授。



生年
明治29(1896)年2月19日

没年
昭和60(1985)年10月21日

出生地
山口県山口市

学歴〔年〕
東京帝国大学法律学科〔大正12年〕卒

経歴
大学卒業後マルクス経済学の研究従事河上肇共訳で「資本論」日本語版を出版。昭和27年、労働者教育協会設立に参加、各地で資本論講座の講師活動を続け、労働者の中に資本論の学習を普及した。和歌山高商教授、立教大経済学部教授、本州大(現・長野大)教授、一橋大学講師など歴任著書に「新経済学入門」「資本論論争」などのほか「宮川実著作集」(全4巻)がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宮川実」の解説

宮川実 みやかわ-みのる

1896-1985 大正-昭和時代の経済学者。
明治29年2月19日生まれ。河上肇(はじめ)に師事し,マルクス主義経済学を研究。和歌山高商教授をへて,昭和14年立大教授となる。17年治安維持法違反で入獄し,戦後立大に復職。労働者教育協会会長。昭和60年10月21日死去。89歳。山口県出身。東京帝大卒。著作に「資本論講義」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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