宮里御嶽(読み)なーざとううたき

日本歴史地名大系 「宮里御嶽」の解説

宮里御嶽
なーざとううたき

[現在地名]糸満市真栄平

真栄平まえひら集落の背後にあたる丘陵地中腹にある御嶽。ナーザトゥ嶽とよぶ。御嶽の中心に大岩があり、その一画に岩陰を石で囲い込んだ墓がある。中に安置されている骨はミチブル(チブルは頭の意で御頭か)という名称で伝承されている。岩の前にはビジュンとよばれる石を安置した祠があって、旧暦九月九日に住民が参詣する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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