宮野々村
みやののむら
[現在地名]檮原町宮野々
四万川川の中流に位置し、南は弘野村。天正一六年(一五八八)の津野檮原村地検帳に宮之野名がみえ、地積五町二反余、ヤシキ一三筆で、津野氏の直轄地と同氏の家臣戸田弥二兵衛らの給地からなり、三七代余の「紙漉地 催給」があった。宮野々村は中世の宮之野名を中心に成立した村と考えられ、江戸時代は檮原村枝郷。享和元年(一八〇一)の「西郡廻見日記」には村内に宮野後・宮野々のホノギ村があるとみえる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 