宮野木村(読み)みやのぎむら

日本歴史地名大系 「宮野木村」の解説

宮野木村
みやのぎむら

[現在地名]稲毛区宮野木町、花見川はなみがわ宮野木台みやのぎだい一―四丁目

小中台こなかだい村の北東にある。地内定原じようばらに宮野木城とよぶ城跡があり、郷の内ごうのうちなどの地名が残る。天正一三年(一五八五)と推定される一一月二〇日の北条家掟書(網野末彦氏所蔵文書)に「ミやの木」とみえ、自軍の狼藉を禁じている。同一九年七月の徳川家康知行宛行状(諸家感状録)に下総宮野木村三〇〇石とあり、山口直友に与えている。山口直友事蹟覚(東京大学史料編纂所蔵)では宮ノ木村とする。慶長一九年(一六一四)大坂の陣の戦功により中山勘解由が「宮の木村」を与えられたという(宝永八年「高品村検地帳写」山本家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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