(読み)ウタゲ

  • ▽宴/×讌
  • えん
  • えん・す
  • 漢字項目

デジタル大辞泉の解説

酒宴。宴会。さかもり。「うちあげ(打ち上げ)」の音変化とも、歌酒の意ともいう。
飲食・歌舞などをして、遊び楽しむこと。宴会。うたげ。「を張る」
常用漢字] [音]エン(呉)(漢) [訓]うたげ
酒盛り。うたげ。「宴会宴席賀宴饗宴(きょうえん)酒宴祝宴小宴招宴盛宴
楽しむ。くつろぐ。「宴居」
[名のり]もり・やす・よし

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 (「えん」の「ん」の無表記) 宴会。酒宴。えん。
※類従本兼輔集(933頃)「十月ふたつあるとし御前の菊のえに」
〘名〙 酒食の席を設け、歌舞などをして遊び楽しむこと。また、人を接待すること。宴会。酒盛り。うたげ。
※宇津保(970‐999頃)吹上下「九日の宴はかしこにてきこしめさん」
※搦手から(1915)〈長谷川如是閑〉病める革命家の日記から「宴酣(エンたけなは)なる頃、鍋が焼きついて来たので、C女はKの方にある水入の水を鍋に入れるべくKに請求した」 〔春秋左伝‐昭公二五年〕
〘自サ変〙 酒盛りをする。酒宴を催す。
※続日本紀‐大宝元年(701)正月庚寅「宴皇親及百寮於朝堂

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世界大百科事典内のの言及

【宴会】より

…世界の諸民族の宴会には共通した点がいくつかある。宴会(宴(うたげ))が周期的に訪れる祭りの一環として行われ,そこに厳粛と狂騒,競争,浪費,贈与などをともなった非日常的な世界が展開されている。…

【拍手】より

…神道では神拝作法で,ひらで(開手,平手),やひらで(八開手),てうち,かしわでともいう。折口信夫によると,平安期の大饗(おおあえ)と名付けられた饗宴には正客が正席につくと,列座の衆が拍手するのが本式で,宴(うたげ)とは〈うちあげ(拍ち上げ)〉で礼拝を意味したが,時代を経るにしたがって饗宴全体をあらわし,ついには酒宴をさすようになり,これが饗宴の主要部を構成すると考えられるようになったという。柏手(かしわで)手打【藤井 正雄】。…

※「宴」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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