


(えん)。
は女子の頭上に玉(日)を加えて魂振りする意。
中で行うを宴、秘匿のところで行うを
という。これにより心が安らぐので、宴安・宴楽の意となる。〔説文〕七下に「安なり」と訓するが、西周後期の〔
侯鼎(がくこうてい)〕に「王、宴を休(たま)ふ」「王、宴す。咸(をは)る。
(いん)す」のように、公的儀礼として行われる
宴をいう。字の初形は
。
は魂振り儀礼であるから、宴ももと魂振り的な意をもつ儀礼であろう。
yan、
anは一系の字。燕ian、婉iuanも声義近く、たのしみやわらぐ意がある。
▶・宴貨▶・宴歌▶・宴会▶・宴
▶・宴玩▶・宴居▶・宴享▶・宴
▶・宴見▶・宴語▶・宴娯▶・宴好▶・宴犒▶・宴坐▶・宴私▶・宴集▶・宴聚▶・宴処▶・宴如▶・宴席▶・宴餞▶・宴息▶・宴適▶・宴夜▶・宴游▶・宴飫▶・宴楽▶
宴・歓宴・綺宴・御宴・享宴・
宴・曲宴・禊宴・高宴・講宴・私宴・賜宴・侍宴・酒宴・寿宴・祝宴・小宴・招宴・祖宴・送宴・内宴・芳宴・
宴・夜宴・游宴・飫宴・留宴出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…世界の諸民族の宴会には共通した点がいくつかある。宴会(宴(うたげ))が周期的に訪れる祭りの一環として行われ,そこに厳粛と狂騒,競争,浪費,贈与などをともなった非日常的な世界が展開されている。…
…神道では神拝作法で,ひらで(開手,平手),やひらで(八開手),てうち,かしわでともいう。折口信夫によると,平安期の大饗(おおあえ)と名付けられた饗宴には正客が正席につくと,列座の衆が拍手するのが本式で,宴(うたげ)とは〈うちあげ(拍ち上げ)〉で礼拝を意味したが,時代を経るにしたがって饗宴全体をあらわし,ついには酒宴をさすようになり,これが饗宴の主要部を構成すると考えられるようになったという。柏手(かしわで)手打【藤井 正雄】。…
※「宴」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...