家の子(読み)イエノコ

デジタル大辞泉 「家の子」の意味・読み・例文・類語

いえ‐の‐こ〔いへ‐〕【家の子】

武家社会で、主家に従属する一族および従者
㋐平安末期から鎌倉時代にかけて、次男以下の者や庶子などの血縁者で、名跡を継いだ惣領そうりょう支配を受けた者。
㋑(一般の)家臣従僕
政界有力者などがいつでも自分の役に立つように身のまわりに集めておく子分
その家に生まれた者。同じ家門に属する者。一族。
「天の下奏まをしたまひし―と選ひ給ひて」〈・八九四〉
良い家柄の子弟
「舞のさま手づかひなむ―はことなる」〈紅葉賀

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android