家屋税事件(読み)かおくぜいじけん(その他表記)House Tax Case

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「家屋税事件」の意味・わかりやすい解説

家屋税事件
かおくぜいじけん
House Tax Case

日本の外国人居留地の借地上に建てられた外国人家屋への課税について日本とイギリスなどとの間で争われた事件。 1894年の条約改正以前の日本は外国人に直接税を課すことはなかったが,条約改正により治外法権が消滅した結果,1901年外国人居留地内で認められていた永代借地上の建築物に対して課税することになった。諸国はこれを条約違反であると抗議し,02年,日本とイギリス,ドイツ,フランスはこの家屋税をめぐって常設仲裁裁判所で争ったが,05年の判決は,永代借地とその上の家屋の不可分性を理由に家屋税の免除を認め,日本側は敗れた。

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