家産制国家(読み)かさんせいこっか(その他表記)patrimonial state; Patrimonialstaat

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「家産制国家」の意味・わかりやすい解説

家産制国家
かさんせいこっか
patrimonial state; Patrimonialstaat

ドイツの社会学者 M.ウェーバーのいう伝統的支配の一形態。家父長制的支配構造の特殊ケースとされ,支配者が自己の家産として領有する土地を家従属民に貸与することによって家共同体を分散させ,さらに家産官僚制整備を通じて,家産制に基づく支配権行使が及びえない領域でのさまざまな支配関係を政治的に統合しえた国家形態をさす。古代エジプトがその典型例としてあげられるが,その他多くの国々が近世にいたるまで,かなり著しい家産制的性格をもっていた。

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