家鶏野鶩(読み)カケイヤボク

デジタル大辞泉 「家鶏野鶩」の意味・読み・例文・類語

かけい‐やぼく【家鶏野×鶩】

《家で飼っている鶏と野生あひるの意》
日常の見なれたものを遠ざけ、新しいものや珍しいものを尊ぶこと。家にある良いものを嫌って、外にある悪いものを好むこと。
正妻めかけ

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精選版 日本国語大辞典 「家鶏野鶩」の意味・読み・例文・類語

かけい‐やぼく【家鶏野鶩】

  1. 〘 名詞 〙 ( 家に飼っている鶏と、野生の鶩(あひる)の意から )
  2. 日常見なれている、ありふれたものを遠ざけ、新しいものや珍しいものを尊ぶこと。家にあるよいものを捨てて、外にある悪いものを好むことのたとえ。「家鶏を厭い野雉(やち)を愛す」ともいう。
    1. [初出の実例]「我既無求君莫惜、家鶏野鶩任西東」(出典空華集(1359‐68頃)二・戯答春少林宝墨之問)
  3. いいものと悪いもの。有用なものと無用なもの。妻と妾(めかけ)の意に使う。

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四字熟語を知る辞典 「家鶏野鶩」の解説

家鶏野鶩

日常見なれている、ありふれたものを遠ざけ、新しいものや珍しいものを尊ぶこと。家にあるよいものを捨てて、外にある悪いものを好むことのたとえ。

[解説] 「家鶏」は家で飼っているニワトリ、「野鶩」は野生のアヒルという意味

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