宿墨(読み)しゅくぼく

精選版 日本国語大辞典 「宿墨」の意味・読み・例文・類語

しゅく‐ぼく【宿墨】

〘名〙 すってから一夜を経過した墨汁
婦系図(1907)〈泉鏡花〉前「宿墨(シュクボク)を洗ふ気で、楊枝の房を、小指を刎ねて挘(むし)りはじめたが」

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デジタル大辞泉 「宿墨」の意味・読み・例文・類語

しゅく‐ぼく【宿墨】

すったのち一夜を経た墨汁。

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