寄席文字(読み)ヨセモジ

デジタル大辞泉 「寄席文字」の意味・読み・例文・類語

よせ‐もじ【寄席文字】

寄席に掲げる看板や、高座めくりなどに使われる書体筆太余白が少なく、右肩上がりであることが特徴。客の大入り興行成功を願い、縁起をかついで書く。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の寄席文字の言及

【レタリング】より

…これは書き手の親しさや温かさなどの特徴がそのまま文字に表れる。また,歌舞伎の看板に使われる勘亭流(かんていりゆう)や相撲の力士名を表す相撲文字,寄席の題名や芸名を表す寄席文字などの江戸時代に創作されたものを江戸文字といい,これらもフリーハンドレタリングに含めることができる。道路上に書かれる標示文字のうち〈型〉(文字の形にくりぬいた板など)を使って書(描)かれたものの類をステンシルと呼ぶ。…

※「寄席文字」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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