寄文(読み)よせぶみ

精選版 日本国語大辞典 「寄文」の意味・読み・例文・類語

よせ‐ぶみ【寄文】

〘名〙
権門・社寺そのほかの他人へ、土地などの財物贈与寄進する際にその旨をしるした証文寄進状
東寺百合文書‐ヨ・長久四年(1043)正月一〇日・大納言房譲状案「やましろのくに、かみかつらのしゃう〈かみのともいふ〉事、たまてののりみつがよせふみ、いけのもんそくして、おほやなきとののひめゆやの御所へながくゆづりまいらせ候ぬ」
② (「寄書(きしょ)」の訓読み) 人に送る文書

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android