寄文(読み)よせぶみ

精選版 日本国語大辞典 「寄文」の意味・読み・例文・類語

よせ‐ぶみ【寄文】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 権門・社寺そのほかの他人へ、土地などの財物を贈与寄進する際にその旨をしるした証文寄進状
    1. [初出の実例]「やましろのくに、かみかつらのしゃう〈かみのともいふ〉事、たまてののりみつがよせふみ、いけのもんそくして、おほやなきとののひめゆやの御所へながくゆづりまいらせ候ぬ」(出典:東寺百合文書‐ヨ・長久四年(1043)正月一〇日・大納言房譲状案)
  3. ( 「寄書(きしょ)」の訓読み ) 人に送る文書

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 出典 実例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android