密教両部大経感得図(読み)みっきょうりょうぶだいきょうかんとくず

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「密教両部大経感得図」の意味・わかりやすい解説

密教両部大経感得図
みっきょうりょうぶだいきょうかんとくず

密教の二大根本経典である『大日経』と『金剛頂経』をそれぞれ善無畏と龍猛が感得する場面を描いた2幅1セットの説話図。藤田美術館蔵。絹本着色2幅。明治初めに廃寺となった大和内山永久寺真言堂の一連の障子絵の一つにあたり,保延2 (1136) 年,宮廷絵師藤原宗弘の筆に成ることが近年明らかにされた。仏教的な主題を唐絵の伝統で描きながら,説話の舞台となった山水風景などには,当時のやまと絵風景画の様相もうかがわれる。

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