富納村(読み)とみのうむら

日本歴史地名大系 「富納村」の解説

富納村
とみのうむら

[現在地名]泗水町富納

東は住吉すみよし村、西は村吉むらよし村に接し、集落合志こうし川中流の右岸に立地する水田地帯。建長二年(一二五〇)六月三日の修理別当大鳥居信全所領注進状案(太宰府神社文書)に「肥後国富納・片俣御灯油納所」とみえる。天正一五年(一五八七)七月一九日の肥後国合志郡富納村指出分置日記(同文書)によると、太宰府天満宮安楽寺領である当村が田方七町六反・畠方四反を指出し、翌一六年には検地の結果六〇石となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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