寒作里(読み)かんずり

日本の郷土料理がわかる辞典 「寒作里」の解説

かんずり【寒作里/寒造里】


塩に漬けたとうがらしを雪にさらしてあくを抜き、塩、麹、ゆずなどを加えて3年程度発酵・熟成させて作る食品。新潟県の特産品。鍋物をはじめうどんや刺身などの薬味みそ汁、きんぴらなどの調味料として用いる。元来は上越地方に伝わる郷土食品であったが、現在は妙高市の有限会社かんずりの製品が一般に知られ、「かんずり」は同社の登録商標となっている。

出典 講談社日本の郷土料理がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android