寒鮒(読み)カンブナ

デジタル大辞泉 「寒鮒」の意味・読み・例文・類語

かん‐ぶな【寒×鮒】

寒中にとれるフナ。脂がのって美味。 冬》「―の一夜の生に水にごる/信子

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精選版 日本国語大辞典 「寒鮒」の意味・読み・例文・類語

かん‐ぶな【寒鮒】

  1. 〘 名詞 〙 寒中にとれる鮒。くせがなく、脂肪がのっていてうまいという。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「就中寒鮒と唱へ、冱寒の候腹に鮞(こ)ある時は其味最も美なり」(出典風俗画報‐二四五号(1902)動植門)

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