寸丹(読み)すんたん

精選版 日本国語大辞典 「寸丹」の意味・読み・例文・類語

すん‐たん【寸丹】

  1. 〘 名詞 〙 わずかばかりのまごころ。また、自分の心をへりくだっていう語。寸誠寸衷
    1. [初出の実例]「亭育無限何以報、寸丹吐出效華封」(出典菅家文草(900頃)五・九日侍宴、群臣献寿)
    2. 「われ嘗、軽薄の児にあらず。何ぞ虎狼の心をいだかん。終には寸丹(スンタン)をあかして来た」(出典:洒落本・雑文穿袋(1779))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「寸丹」の読み・字形・画数・意味

【寸丹】すんたん

微衷

字通「寸」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android