寺上野村(読み)てらうえのむら

日本歴史地名大系 「寺上野村」の解説

寺上野村
てらうえのむら

[現在地名]明野町寺上野

台地上にあり、東は石田いした村。江戸時代は天領で、元禄郷帳の村高は四八〇石余、天保郷帳では六七五石余に増加する。安政三年(一八五六)戸数は三七・人数一八九(男九三・女九六)であった(上野村誌)。寛政六年(一七九四)に常陸国七郡一八二村、五万余石を管する代官に就任した岡田寒泉尽力で享和元年―文化九年(一八〇一―一二)、文政元年―天保一四年(一八一八―四三)の間に当村に小児養育料一二二両二分が下付され、村の再興がなったため、村民が「故県令岡田君功徳之碑」を鹿島神社境内に建立している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android