寺久保村(読み)てらくぼむら

日本歴史地名大系 「寺久保村」の解説

寺久保村
てらくぼむら

[現在地名]マキノ町寺久保

上開田かみかいで村・下開田村の南にあり、東西に長く延び中央を知内ちない川が南流する。文安三年(一四四六)八月一〇日の旦那願文(熊野那智大社文書)によれば、高島北郡の「しゝたに住人」のうちに「てらくほの八郎けんきう」「てらくほゆうしう尼」がいた。慶長五年(一六〇〇)佐久間安政(元和二年以降信濃飯山藩)領、寛永一五年(一六三八)幕府領、慶安四年(一六五一)徳川綱重(寛文元年以降甲斐甲府藩)領となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android