寺台村(読み)てらだいむら

日本歴史地名大系 「寺台村」の解説

寺台村
てらだいむら

[現在地名]成田市寺台

成田村の東方に位置し、集落の東側を根木名ねこな川が北流する。寺代とも書く。もとは保目ほめ村と称したともいう(寺台村誌)。香取鹿島道(成田道・勅使街道)宿駅で、根木名川には河岸が置かれた。新勝寺が所蔵する薬師如来坐像の胎内墨書銘に天正九年(一五八一)八月付で埴生はぶ庄寺台とみえる。同一九年九月の検地帳(小倉家文書)に埴生庄寺台村とある。慶長六年(一六〇一)から寛永六年(一六二九)まで旗本小野領。元禄一三年(一七〇〇)頃の下総国各村級分では佐倉藩領で、高三〇〇石。以後幕末まで同藩領。延享三年(一七四六)の村明細帳(小倉家文書)では新田畑九石余が増え高三〇九石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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