寺町通下谷車坂町(読み)てらまちどおりしたやくるまざかまち

日本歴史地名大系 「寺町通下谷車坂町」の解説

寺町通下谷車坂町
てらまちどおりしたやくるまざかまち

[現在地名]台東区上野うえの七丁目

下谷町二丁目飛地の東方にある。かつては下谷村の内であった。寛永元年(一六二四)東叡山寛永寺が建立され、同三年同寺東方の下谷坂本したやさかもと町通車坂下が町屋になり、新坂本下しんさかもとした町と称して東叡山の門前地になった。その後同所は下谷車坂町と唱えるようになって、一―三丁目に分れ(のちの下寺町)、年貢免除で代りに寛永寺本坊御用人足と山内掃除人足を出すことになっていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android