対外均衡(読み)たいがいきんこう(その他表記)external equilibrium

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「対外均衡」の意味・わかりやすい解説

対外均衡
たいがいきんこう
external equilibrium

国際均衡ともいう。対外経済活動が全体として均衡を保って行われている状態。国際収支が均衡している状態をさす場合が多いが,ある程度の期間,国際的な摩擦がなく為替相場が安定している状態と考えれば,経常収支基礎収支での均衡も考えられる。国内均衡とのバランスを保ちながら経済成長をとげていくのが望ましいが,概して失業をなくしたり好景気を追求すれば物価上昇や国際収支赤字に陥りやすく,逆に対外均衡を達成しようとすれば不景気や失業が発生しやすいという問題がある。そこで財政金融の両政策を用いて両者を解決しようとするポリシー・ミックスの考え方が生れた。

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