寿ぎ(読み)コトホギ

精選版 日本国語大辞典 「寿ぎ」の意味・読み・例文・類語

こと‐ほぎ【寿・言祝】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 上代は「ことほき」 ) ことほぐこと。ことばで祝うこと。また、そのことば。ことぶき。祝賀。賀。
    1. [初出の実例]「天つ璽(しるし)の劔鏡を捧げ持ち賜ひて言寿(コトホキ)古語に許止保企(コトホキ)といへり。寿詞といへるは今の寿觴(さかほかひ)の詞の如し〉宣(の)りたまひしく」(出典:延喜式(927)祝詞(九条家本訓))
  3. 祝いの挨拶と、それに添える贈り物。祝いの品々。
    1. [初出の実例]「うぶやの事ありしを〈略〉ことほきをぞさまざまにしたる」(出典:蜻蛉日記(974頃)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む